2014年1月28日火曜日

フランス語を習う

外国語学習が趣味の私。
香港で広東語、アモイで中国語、タイでタイ語を覚えました。

ガーナは部族が多く、ガーナ人同士でも部族が違うと言葉が違い、共通語は英語です。ガーナ語というものはないのです。現地語の中でも一番広く使われているのがTwi語ですが、週1回の夜のクラスしか見つかりません。

本当はスペイン語を習いたかったのですが、クラスが見つからず、あったのがフランス語とドイツ語。一応ラテン語族で近いかと思い、2013年10月、フランス語クラスに通うことにしました。

それもぎりぎりまで迷っていたところ、直前になって奥様友達Tさんが行くと電話くださって、じゃぁ私もと他力本願で。ひとりだと続きそうになかった・・・。

だいたいフランスに興味があるわけでもなく、フランス語を習いたいというわけでもないのですからね。でも語学好きということと、あと安い!というので決めました。週3回のコース、3ヶ月(合計60時間)で190セディ(=9500円)です。1時間あたり158円って安すぎ~超お徳!日本の10分の1です。

そしてクラススタートの日。8時スタートのクラスなので張り切って早起きして行きました。とにかくはじめてだし、教室がどこかわからないので、受付で「8時からのクラスの教室はどこですか?」と聞いたら、「今日はクラス開講されません。たぶん水曜日(週3回月水金のクラス)」と言われがっくり。

どうやら最低人数が集まらないと開講されない仕組みのようです。でもそんなこともあろうかと、前の週行って確認したのですよ。このクラスはもう開講されることは決まっているんですね?って。そしたらYESって言ったんですよ~、と受付でごねたらSORRYとは言ってくれました。 

最低人数が7人でこの日の時点で6人。だから私が「じゃぁ、水曜日の時点でまだ6人だったら開講されないのですか?」と聞いたら、「大丈夫7人になるから」と。その確信はどこから???


ガーナに長い日本人の話によると、開講の日(週)に申し込む人が結構いるのだそうです。

この日の分の授業料はどうなるんだ~。絶対補講なんてしないよね。


何ともおおらかであります。又はいい加減ともいう。詐欺行為ともいう。

まぁ、仕方ないですね。ガーナですから。
のんびりいきましょう。

2014年1月27日月曜日

美容院に行く

ガーナに来て1ヶ月くらいたったころ、初めて美容院に行きました。初めてなので無難にホテルです。

海外の美容院は慣れてますよ~。期待してはいけない。日本と同じはありえない。
ハイハイ、わかってます。

しかし、シャンプーが雑なこと~!
どうしたらそんなに雑に人の頭を洗えるの???くらいな雑さです。

あと水が、水量は十分なのですが(←うちのアパートは水の出が悪いのでこの点は合格)、水温がうまく調整できないようで、真水でつめた~!くなったり、あつ~くなったり、心臓に悪いですね。ハラハラ、ドキドキ。

髪型は毛先をそろえるだけにしたのでたいして変わらなかったのですが、髪びしょびしょのまま、はい終わりとなったのにはびっくり。


え~!?このびしょびしょで帰るの~?
そしたらブロー&ドライは別料金と言われて(シャンプー&カットがGHC35=JPY1750なのに、ブロードライはさらにGHC35!)大慌て。

とにかく別料金は払えないけど水分だけとばしてくださいとお願いしました。特にこの日は大雨で寒かったから、ぬれたまま帰ったら風邪ひくこと確実。

なんとかドライヤーで水分だけとばしてもらって帰りました。


あ~やれやれ。くつろげないばかりか、疲れたな・・・。

これに懲りて二度目がない根性ナシの私です。





2014年1月20日月曜日

Deli France


近所にデリフランスというコーヒーショップがあります。夫はここのピザが大のお気に入りで、5ヶ月の一人暮らしの間よくお世話になったらしいです。






いつも同じものを頼むのでお店の人に顔とオーダーを覚えられていて、夫が顔を見せただけで「ペッパローニ!」と言われます。

材料を全てフランスから輸入して、お店で焼き上げているそうです。
食事パンは美味しいのでよく買います。

このデリフランスという店には実は20年以上前の香港在住時代に出会っていて、当時おいしいコーヒーがなかった香港で唯一美味しいコーヒーが飲めて、しかも美味しいバゲットがあって、私のお気に入りでした。

バンコク在住時代にも時々このお店のアップルターンオーバーとクロワッサンを買っていました。その店にまさかガーナで再会できるとは感激です。


アクラのデリフランスのサンドイッチは、具をはさんだバゲットをプレスしてパニーニ風にしてあり、とても美味しいです。そして無料のWifiがあるのでとても便利。


甘いパンがないのが残念ですね~。食事パン以外はチーズパフとかミートパフとかしょっぱいものがほとんどです。しかもとても塩がきつい。ガーナ人向けアレンジがされています。


コーヒーは残念ながら普通です。特にここには生乳がないので、ロングライフ独特のクセがあり、私はミルク入りのカプチーノなどは飲めません。


そしてお値段は高い!コーヒーは5セディ(250円)から、サンドイッチは17セディ(850円)、食事パン例えばカントリーローフは6セディ(300円)、ピザはなんと25セディ(1250円)もします!

完全にガイジン相手の商売ですね。それでも行ってしまう自分がくやしい。

最近店舗を増やしていて、あちこちにあります。






サカモトショップ

うちの近所にサカモトショップというアジア食材のお店があります。








オーナーは日本に15年住んでいて、数年前にガーナに戻ってきたそうです。生粋のガーナ人ですが名前がサカモトさん。日本人の友達につけてもらったそうです。本名はサム。でもガーナ人の間でもサカモトで通っています。日本語がぺらぺらで、今の本業は不動産や。副業でこのアジア食材店を経営しています。


日本では下北沢でヒップホップの洋服やさんを経営していたそうです。東京に住む外国人仲間からは「下北のサム」と呼ばれていたそうです。ときどきテレビ関係の仕事もしていたそうで、ゾマホンと友達と言っていました。

このお店には、日本のソースやマヨネーズ、みりん、韓国ののりやインスタントラーメンなどがおいてあり、店頭でヤキソバを作って売っています。

ヤキソバと言っても日本のものとはだいぶ違い、ガーナ風にアレンジしてあります。


まずガーナには生麺がないので、インドミーという安いインスタントラーメンの麺をゆでて使います。

いわしの缶詰とキャベツ、たまねぎ、人参、きゅうりなどの野菜を細かく切って炒め、ゆでた麺とあわせ、インスタントラーメンについているスパイスと、エクストラ唐辛子で味付けします。これがサカモトのやきそば。

最近バージョンアップして麺が韓国の「辛ラーメン」になりました。


小さくて品揃えもいまひとつですが、最近日本のお米やときどきお豆腐などもおくようになりました。町の中心地まで行かなくても済むので結構助かっています。


2014年1月19日日曜日

電気料金を払う

月に一回、電気気料金の請求書がアパートのドアに挟まれます。

この請求書を持って電力会社の支店にお金を払いに行きます。窓もなく看板もなく、どこから入るのかもわからにような小さな小屋のような建物。

看板が出ていたことについ最近気づいた
入り口は一番左の奥まったところ

初めて行ったとき、わからなそうにウロウロしていると前の売店でたむろしていたおにいちゃんが指差して教えてくれました。そこそこ、その青いドアを入るんだよ、と。ガーナ人はこういうときとても親切で、こちらから聞く前に誰かが教えてくれます。

中に入ると電気もなく暗~いオフィス。明かりは上のほうについた小さい窓から入る自然光だけ。ひとりは机の上に突っ伏して昼寝中。もうひとりがのっそりカウンターに歩みよりゆっくりと対応。多目の金額を出すと、「おつりはない」と宣言されました。

きりのいい金額を払って、後は翌月に回すというシステムのようです。携帯電話の番号を言って、領収書をもらって終了。その後すぐ携帯に「いくら払われました」とお知らせが届きます。いいサービスですね。

でもこの支店、午後閉まるのがとても早い。普通のオフィスアワーは8時から5時のはずなのに、2時ごろ行っても閉まってることもあります。フレックス?

電気代は先日値上がりして、日本と同じくらい高いです。

ちなみに水代はアパート下の管理事務所に払います。
タンク入りの飲料水も管理事務所で買います。
ガスはプロパンで、なくなったら管理事務所で買います。

アパートによってシステムが違い、電気も管理事務所に払うところもあります。





移動は運転手付き車で

ガーナではどこに行くにも車です。運転手さん付きです。

子供がいる人たちはだいたいご主人の車の他に奥さんにも車と運転手をつけていますが、うちは夫と共用です。


外国人は自分で車を運転しない方がいいと言われています。何かあったときに絶対に不利だからと。ただ白人さんなんかは自分で運転している人もいますね。

タクシーを利用している方もいるようですが、犯罪の話も多いのでやや心配です。アジア人を含めた白人は「お金持ち」と思われ、強盗などの犯罪ににあう確率が高いのだそうです。


運転手を雇うことに関しては、現地の人に職の機会を増やすという意味でもいいのかもしれません。

うちの車はもちろん夫の仕事優先なので、夫が使わないときにちょっと借りてスーパーに買い物に行ったり、土曜日に来てもらったりして外出しています。

遊びに行くときは奥様専用車を持っている方に乗せていただいてます。感謝、感謝。
「今度どこどこに行くけど、いっしょに行きますか?」って声をかけてくださいます。親切。

どうしても必要なときはタクシーも利用しますが、まず車体がオンボロ、クーラーがきかない、メーターがないから料金が全て交渉制でとてもめんどうです。

この料金交渉制はタクシーだけじゃないのですよ。これについては、また別の日に。














2014年1月18日土曜日

習い事

ガーナにいる日本人の駐妻たちはどんな習い事をしているのでしょうか。


アフリカン太鼓、アフリカンビーズ、ブリッジ。

誰かが場所を提供して、先生に来てもらう方式のようです。

あと最近始まったものでは日本人レッスンプロによるゴルフというのもあります。

太鼓はまず自分用の太鼓を作らなくちゃいけないと言われハードルがあがりパス。

手先が不器用だし、最近手元がよく見えないからビーズもパス。

ブリッジって何?西洋のカード式麻雀のようなものか?算数苦手。パス。

ゴルフはね~おもしろさがわからないのでパス。


そんなわけで、来てすぐ始めたテニスと、フランス語をちょっとかじってみた。

毎日何かしら習っているエネルギッシュな駐妻たちもいるけどね。

私はぼちぼちがちょうどいいので、まぁぼちぼちやってます。












2014年1月17日金曜日

ガーナに日本人は結構いる

ガーナに来て2週間後、夫同士が知り合いのTさんから電話をいただきお茶することになりました。

ガーナに来て初日本人との遭遇です。

4月にシドニーから横移動で子供4人でガーナ駐在。パワフル&たくましい!

ガーナ生活は私より4ヶ月先輩です。

その日Tさんが私たちの住むアパートにいる日本人を今度紹介してあげると言ってくださり、その日の夕方にはもうその同じアパートの方が部屋にご挨拶にきてくださいました。Sさんというとても気さくで元気で感じのよい人。こんな人がご近所にいると安心です。


翌日Sさんの紹介で、アパートのテニスコートでテニスをしている日本人グループに入れてもらいました。そこでさらに2人の日本人駐妻に出会いました。あれよあれよという間につながっていく日本人駐妻ネットワーク。ガーナって日本人が結構いるのですね。意外な驚きです。


こうしてガーナに来てまもなく、日本人妻コミュニティーにデビューをはたしました。
いつもならあまりデビューしたくないのですけどね。へへへ。ガーナはちょっと特別かな。日本人が少ないし、生活も何かと不便なので、情報交換&助け合いが貴重です。


お魚を共同購入しているとか、お肉はどこで買うとか、牛乳がロングライフしかないのだけど、どこのはわりとおいしいとか、車で1時間くらいの牧場まで行くと生乳が買えるとか、習い事はどんなことをしているとか、いろいろ教えてもらえます。みんなとてもフレンドリーで親切です。そしてつかず離れずの感覚がちょうどいい。

現在、ガーナに来て5ヶ月、日本人駐妻ネットワークにおおいに助けられながら生活しております。感謝、感謝です。

ちなみに大使館に在留登録している日本人は350人くらいいるそうです。日本人会の集まりに行くと駐在員とその家族、ガーナ人と結婚している人など総勢100人くらいの日本人に遭遇します。

住んでいるところ

アフリカといっても電気も水道もないようなところでサバイバルな生活をしているわけではありません。ガーナの首都アクラです。首都と言ってもそれは東京とかニューヨークと比べたらだいぶ田舎ですが、それでもなかなかに栄えています。

ちゃんと道路あります(^ ^)

敷地内にプールとテニスコートがある高級アパートに住んで、ちょっちゅう停電はするけど電気もあり、しょっちゅう切れるし回線も遅いけれどインターネットもあり、シャワーはかなり水圧が弱いけど、ちゃんと水道もある暮らしです。


アパートのプール。こうしてみるとホテルみたい。

ただアパートの周りは高い塀で囲まれて、塀の上には有刺鉄線が張られています。移動は運転手つきの車です。治安はアフリカの中ではいいとされていますが、日本と比べたらね、ちょっと気をつけた方がいいのでしょうね。でも日本と比べたらどこの国も治安はあまりよくないことになってしまいますね。



住んでいる地域はエアポートエリアといって、空港からすぐ近く。空港まで道がすいていれば車で5分くらい。町の中心へは車で30分くらいのところです。日本人も多く住むエリアです。同じアパートに日本人がなんと5世帯!アクラに日本人結構います。


近所の通り
エアポートエリアは新しく開発された地区で、町並みもきれいです。

町の中心から離れているといっても、 ガーナで一番大きいAccra Mall というショッピングモールがあるし、Marina Mall という小さいながらも使い勝手のいいモールもあり、このエリア内で割と不自由なく日常生活が送れます。




Makola Market

先日Makola Market に行ってきました。





Makola Market はアクラの中心にある巨大青空市場です。ここにはありとあらゆるものが売っています。この日の目的は布生地。とにかく広くて、暑くて、人が多くて、体力消耗するので、ここでの買い物はピンポイントです。



路上の生地やさん

どこの店でも切り売りはしない、最低6ヤードと言われましたが、そんなには要らないので端切れのパックを購入。半ヤードずつ6種類入って、合計3ヤードで14セディ(700円)でした。もっと探せば切り売りする店もあるはずですが、この日はここでおしまい。




衝撃のトイレの看板!
たぶん字が読めない人のために、わかりやすいようこの絵。




マーケットに行くと「ニイハオ、ニイハオ」と声をかけられます。現地の人たちにとってアジア人といえば中国人のようです。生地を選んでいると「オブロニ、椅子に座って」と言われました。「オブロニ」は現地語で「白人」の意味ですが、アジア人も含め肌の色が黒くない人の総称です。

2014年1月16日木曜日

ガーナはそんなに暑くない

アフリカといえば暑い!というイメージ、ありますよね?
それがここはそんなに暑くないんですよ。

私が初めてガーナに来たのが去年の8月。日本は連日40度の猛暑でした。

ドバイに住んでいたときは気温45度くらいを経験しているので、ガーナも同じくらいかと覚悟して来てみたら、なんとも拍子抜けなくらい普通。しかも朝晩は25度で肌寒いほど。ここは軽井沢か~!?みたいな。いや~荷物に長袖入れておいてよかった~。タオルケット持参したのも大正解。

湿度は結構高いのですよ。クローゼット開けたら夫のスーツやネクタイにカビが生えていてびっくり!ってくらい。

でも気温は私が来たときからほぼずっと同じ、25度から30度くらい。一応年間平均気温で見ると一年のうちでは私が来た8月が一番涼しいようです。

8月の頃の空

今は乾季でハマターンという砂嵐の季節。でも砂嵐はまだ経験していません。砂漠に近い地方は本当に砂嵐が吹くそうですが、ここアクラは砂漠からも遠く海にも近いので空がかすむ程度です。

1月の空

乾季なので基本雨は降りませんが、たまに降ります。たぶん異常気象のせい。で、テニスコートがずぶ濡れで、今月一度テニスがキャンセルになりました。

2014年1月15日水曜日

はじめに

夫の転勤で2013年8月にガーナに引っ越してきました。

人生初アフリカです。
思えばこれまでアフリカとは全く縁のない生活でした。ガーナと聞いても、ガーナ?どこ?チョコレート?くらいしか思いつきませんでした。
ガーナの位置はこちら

夫の仕事のおかげで今までいろんなところに住んできました。
香港に5年、中国のアモイに1年半、アメリカのニューヨークに1年3ヶ月、一度日本に帰って2年、タイのバンコクに4年、ドバイに2年、その後日本に7年いました。

海外はどこも予備知識なく飛び込んで、新しい土地を知り、言葉を学び、人と出会い、いろいろな経験をしてきました。

今度はアフリカのガーナです。

アジア圏は日本人も中国人も似ているので馴染みやすかった。
ニューヨークは多国籍でミックスカルチャーな土地なのでこれまた馴染みやすかった。
ドバイは人口の80%が外国人で、フィリピン人も多くて馴染みやすかった。
馴染むというのは目立たない、という意味で。

でもガーナはみんな黒人さんです。
日本人、浮きます。ひと目で「ガイジン」とわかりますから。
だからなんとなく居心地が悪かったりして。

目立ってイヤだな~と最初の頃は思っていました。でも慣れますね。ハイ、慣れました。
あちこちで「ニイハオ、ニイハオ」と声をかけられる程度です。
みんな悪気はないのです。ただ肌の色が違う人が珍しいだけ。

こんなアフリカ初体験の何の予備知識もない私がガーナで過ごす日常を、ぼちぼち綴っていきたいと思います。